オーバースペックを承知【iMac pro】でパチンコのDTPをした結果

2017年頃まではパチンコ業界ではあると便利な「ベクターエフェクト」というイラストレーターのプラグインを利用するために2011年頃発売されたiMacを「Mac OS 10.6」のまま利用しておりました。

  • オーバースペックを承知でiMac ProでDTPをすると?
  • 10年前の「iMac」と「iMac Pro」の差
  • FreestyleのDTPの制作環境

10年近く前のOSであるMac OS 10.6では次第に対応するアプリケーションが減ってきて、パソコンの買替えを検討していたところ「iMac Pro」が55万円で発売されるコトになって、DTPでの利用はオーバースペックであるコトを承知で思い切って購入しました。

Freestyle
iMac Proはカスタマイズ無しで購入しました

結論から言うと、iMac ProでDTPはかなり快適で、ワタクシはMacの専門家ではないので数字などの具体的なコトはわかりませんが制作環境や感覚的なiMac Proの使用感を書いていきたいと考えます。

フリーランスのデザイナーなのでパソコンのスペック不足で制作スピードが落ちるよりも、オーバースペックなパソコンでサクサク仕事を進めるコトができれば効率化を図れるのではないかと考えました。

今まで使用していたiMacは旧式

2011年頃のiMac

iMac Proを購入する前に使用していたiMacは2011年頃の27インチディスプレイモデルでCPUを強化してメモリを増やしたモノを使用しておりました。

このiMacは合計2台購入しており、最初の1台目のiMacは新品で当時30万円位で購入し、途中で壊れてしまったので同じモノ中古でもう一台購入しております。

Freestyle
Mac OS 10.6が動く最後のモデルはワタクシにとって重要でした
今までのiMacのスペック
iMacの仕様は「CPU:Corei7 2.8GHz/ メモリ:16GB/ SSD:500GB/ OS:Mac OS 10.6.8」というモノで速度重視で少し改造しております。

今までのiMacでパチンコ業界のDTPだと150dpi程度のポスター、350dpiのチラシを制作するには多少もたついたりしますが、制作は可能な環境でした。

Freestyle
CPUが古くなっているせいか新品の時よりはスピードが落ちていると感じておりました

旧式iMacの問題は時代遅れ

古いパソコン

ワタクシがMac OS 10.6が動くiMacにこだわった理由としましては、パチンコ業界で立体文字を作るために重要な「ベクターエフェクト」というイラストレーターのプラグインがMac OS 10.6以降は動かなくなるためです。

旧式のiMacを使用し続けておりましたが、2016年頃から新しいアプリケーションが使えないなど、他の面でいろいろと問題がでてきました。

アドビCCが入らないOS10.6

OS 10.6の環境にこだわっておりましたが、Adobe CCを利用するお客様からデータを頂いて制作するコトも増えてきましたのでパソコン自体はまだ使えそうですが、買替えを検討するようになりました。

新しいパソコンにはWindowsも検討しましたが、今まで買い集めたMac用のフォントがWindowsだと全部使えなくなるのがパソコンの代金以上に痛いのでWindowsは断念しました。

Freestyle
これから独立するならWindowsもアリかもしれませんね

パソコンの買替え時期にiMac proが発売

iMac Pro

パソコンの購入を検討していた2017年当時は新型のiMacとiMac proが同じような時期に発売されて、iMacにメモリを増やしたり、SSDにカスタマイズして購入すると35万円位となりました。

iMac ProはノーマルでもカスタマイズしたiMacよりも高性能で55万円というなかなかヘビーな金額でしたが、当時最高スペックのパソコンを使ってみたい衝動に駆られて思い切って購入しました。

ノーマルのiMac Proのスペック
ノーマルiMac Proの仕様は「CPU:A Xeon 3.2GHz/ メモリ:32GB/ SSD:1T/ OS:macOS High Sierra」となっております。

Freestyle
最高スペックのMacを体験したい誘惑に!

古いiMacと比較すると、CPUはよくわからないけど「速いっぽい」、メモリは2倍、SSDの要領は2も2倍で、最新OSを積んでいてアドビCCが使えるというコトが魅力的でした。

iMac proでもベクターエフェクトが動いた!

ベクターエフェクト

iMac proとパチンコ業界の立体文字を作る時だけ古いiMacで作業する環境は面倒なので避けたいと考えて色々と調べてみるとMac OS10.6以降でもベクターエフェクトを使用する方法がありましたので導入しました。

2017年頃の「macOS High Sierra」と2020年現在「macOS Catalina」でベクターエフェクトを使えるコトを確認しておりますので他のOSでも多分動作すると考えますが、長くなりますので他の記事で書いていきたいと考えます。

しんち
環境整備に多少お金がかかります

オーバースペックを承知でiMac proでDTP

DTP

2017年の発売日とほぼ同時にiMac Proを購入しましたので、2020年現在はiMac Proを2年ほど利用しているコトになりますが、古いiMacと比較すると大幅に快適になっております。

iMac Proで作った容量の大きめのファイルを以前のiMacで開いてみたところ、メモリ不足で開けないというコトもありましたので、以前よりも重いファイルが扱えるようになりました。

また、iMac ProはDTPでは本気を出していないおかげか、冷却用のファンが回るコトが殆どないのでかなり静かですので、静かな制作環境を手に入れるコトができたと言えます。

Freestyle
iMac時代はiMacのファンが結構うるさかったです

iMac proで制作スピード大幅アップ

制作スピード

PhotoshopのPSDファイルを直接貼り付けた、Illustratorのファイルを開く際、iMac時代はファイルを開くにも時間がかかってモタついておりましたが、iMac Proに買換えてからは、多少はモタつくモノの読み込みに10秒もかからないので以前と比較すると大幅に速くなりました。

Freestyle
モタつきがなくなるコトを期待しておりましたが無理でした!

epsを貼り付けたIllustratorのファイルはすぐに開きますので、大容量のPSDを読み込むには高性能のパソコンでも多少は時間がかかるようです。

データの制作スピードに関してはiMac Proを購入してから大幅に速くなったと考えますし、以前は大容量ファイルのリサイズにも苦戦しておりましたが、iMac Proに乗換えてからはリサイズにかかる時間も短縮されました。

パチンコ業界の特徴はフォトショップ

パチンコ業界のデザインは他のデザインと比較すると、フォトショップを利用する割合が多いと考えますが、フォトショップの動作もiMac Proを購入してからサクサク動いて快適です。

以前だとスマートオブジェクトを多用したり、ドキュメントから画像が大幅にはみだしていると動作が重くなっておりましたが、iMac Proだとあまり気にせずに大容量ファイルを制作できるようになりました。

大容量のフォトショップのファイルを保存する際は多少はモタつきますが、iMacと比較すると大幅に速くなっております。

2020年4月に制作環境が最新に!

最新環境

2020年4月現在はiMac Proに最初に入っていたOSのmacOS High Sierraから2020年現在で最新のmacOS Catalinaへアップデートしており、Illustrator 2020とPhotoshop 2020を使用しております。

Freestyle
イラストレータとフォトショップは必要があればダウングレード可能です

High SierraからCatalinaへアップデートする際もなかなかヘビーなトラブルがありましたのでネタとして別の記事で書いていきたいと考えます。

2020年では新型のMac Proが発売されてしまいましたので、iMac Proは「最高スペック」の座を譲ってしまいましたが、iMac ProはDTPで利用する分には快適であると言えるでしょう。

iMac時代はMac OS 10.6.8が古すぎて利用できない最新のアプリケーションも多くありましたが、現在では利用できないアプリケーションもなくなり、iMac Proを購入したおかげで快適な制作環境になりました。

オーバースペックを承知でiMac Proでパチンコ業界のDTPをしてみた結果でした!

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